創薬ベンチャーにとって NASDAQ IPO は、グローバルに研究開発資金を確保し、企業の成長を加速させる最有力な選択肢の一つです。
当事務所では、創薬ベンチャー特有のシンプルな会計構造を踏まえ、コスト効率の高い US GAAP 対応と、NASDAQ 上場プロセス全体にわたる実務支援をご提供します。

創薬ベンチャーにとっての NASDAQ 上場の魅力

創薬ベンチャー企業にとって、資金調達は研究開発を継続するうえで最大の課題のひとつです。米国 NASDAQ 市場は、研究開発型の企業や赤字段階のバイオテック企業に対しても、成長可能性を評価した資金調達が可能な市場として広く認知されており、以下のようなメリットがあります。

豊富な資金調達機会:
NASDAQは、創薬市場に通じた投資家が多く関与しており、製品上市前の企業が大型の資金調達を実現するのに適していると言われています。

企業評価の妥当性 :
同業他社の事例が豊富で、バイオ・ライフサイエンス分野の上場基準や投資家の評価軸が確立されています。

グローバルな信頼性:
NASDAQ上場企業としてのステータスは、提携・共同研究、国際展開においても信頼度を高めます。

会計上の論点とコスト面での優位性

創薬ベンチャーの財務諸表は、製薬会社や商業フェーズに入った企業に比べ、比較的シンプルであり、以下のような特徴があります。

売上認識の論点が少ない:
多くの創薬ベンチャーは臨床開発段階にあり、複雑な収益取引が存在しないため、会計基準適用上の判断が限定的です。

減価償却・資産計上の範囲も限定的:
大規模な設備投資が少ないため、固定資産や無形資産に関する会計処理の負担も軽減されます。

US GAAP 財務諸表作成コストを抑制可能:
複雑な連結スキームを採用していないことが多く、他業種に比べて監査・会計対応コストを抑えることができます。

日本橋国際会計事務所による支援内容

当事務所は、米国会計基準(US GAAP)および国際財務報告基準(IFRS)の知見を有し、バイオ・ライフサイエンス分野の企業に対するサポート実績を有しています。NASDAQ IPOを目指す創薬ベンチャー向けに、以下のサービスをご提供しています。

US GAAP 財務諸表作成支援:
創薬ベンチャーの特性を踏まえ、シンプルかつ効率的なUS GAAP財務諸表を作成します。

監査法人との調整・監査対応:
NASDAQ 上場に必須となる PCAOB 登録監査法人とのやり取りを円滑に進めるための支援を行います。

上場準備プロセスのコンサルティング:
上場スケジュール策定から、SEC提出書類(Form F-1等)のドラフト作成サポートまで、実務的なアドバイスを提供します。

クロスボーダーの税務・会計対応:
海外子会社の設立やライセンス収入の取り扱いなど、国際税務を含む関連論点についても総合的にサポートします。

 よくある ご質問(FAQ)は、こちら をご参照ください

以下のようなバイオベンチャー企業の方々は、ぜひお問い合わせください

  • 迅速な資金調達を実現するため、海外市場での上場をめざしている
  • 海外上場を考えているため、IFRS/USGAAPベースの財務諸表を作成する必要がある
  • 英語での上場実務に対応できるだけのリソースがない
  • 社内に知識のある経理人材がいないため、外国基準の財務諸表が作成できない
  • US-GAAPへコンバージェンスするため、どのような論点があるのか把握したい
  • 監査法人などから高額な報酬を求められており、対応に苦慮している
  • US-GAAP財務諸表作成を指示されたが、何から手をつければよいのかわからない

 目安となる報酬体系(料金表)については、こちら をご参照ください